2011年(平成21年)6月 | げんげと蛙 他 | 福島の詩人 他 | 東日本大震災 鎮魂と克復そして再生の祈り | 祈り |
2016年(平成28年)8月 | こどもの日 | 石巻市大川小学校の廃墟に佇んで | 祈り | |
2014年(平成26年)6月号 | 愛の一ページ | エミール・ゾラ 作 | 居酒屋とナナの間に執筆された上品な作品 | |
2020年(令和2年)6月号 | 青色革命 | 石川達三 作 | 題名とは裏腹にとてもホンワカとした作品 | |
2019年(平成31年)1月3日号 | 足摺岬 | 田宮虎彦 作 | 自分の境遇よりも他人の困難に心を寄せる人達 | |
2018年(平成30年)1月1日号 | 正月閑話:あまるあれこれ | あまるという言葉のあれこれ | ||
2018年(平成30年)8月13日号 | あらしのよるに | きむら ゆういち 作 | 他者との付き合い方を学ぶ作品 | |
2022年(令和4年)2月26日号 | 或る年の初夏に | 里見ク | 松江市で気ままな日々を過ごす友人(志賀直哉)との日々 | |
2013年(平成25年)3月号 | アルプスの少女ハイジ | ヨハンナ・スピリ 作 | 余りにも馴染み深い話 | |
2016年(平成28年)8月号 | アーサー王物語 | トマス・ブルフィンチ 作 | ||
2018年(平成30年)4月23日号 | 杏っこ | 室生犀星 作 | 犀星の優しさを感じる自伝的小説 | |
2020年(令和2年)5月5日号 | 生きている兵隊 | 石川達三 作 | 出征兵士は神では無い、戦争という狂気 | |
2024年(令和6年)1月29日号 | 生きる権利を他と比べてはならない | 木村草太 著 | 司法試験受験者の思い掛けない回答にやや失望 | |
2024年(令和6年)7月22日号 | 生きる歓び | エミール・ゾラ 作 | 大変な不幸に在りながら、心は幸福に包まれている | |
2018年(平成30年)8月11日号 | 一個 | 永井龍男 作 | 短編小説ながら読み応えのある作品 | |
2017年(平成29年)9月17日号 | 伊勢物語 | 作者不明 | 今も変わらぬラブストーリー | |
2019年(令和元年)5月15日号 | 異母兄弟 | 田宮虎彦 作 | 戦争が生み出した悲哀と兄弟の葛藤 | |
2017年(平成29年)11月29日号 | ウイーンの辻音楽師 | グリルパルツァー 作 | 自分の波乱の人生を重ねた作品 | |
2016年(平成28年)12月号 | 浮雲 | 二葉亭四迷 作 | 口語体で書かれた日本初の小説 | |
2018年(平成30年)8月3日号 | 浮世の画家 | カズオ・イシグロ 作 | 出生地の長崎を舞台にした一作 | |
2021年(令和3年)1月17日号 | 雨月物語より邪淫の性 | 上田秋成 作 | 好かれたいのは山々なれど、此処までは御免 | |
2012年(平成24年)11月号 | ウージェーヌ・ルーゴン閣下 | エミール・ゾラ 作 | ゾラの政治小説 | |
2014年(平成26年)2月号 | 兔の目 | 灰谷健次郎 作 | 登場人物はみんな優しい目をしていました | |
2013年(平成25年)正月閑話 | 嬉しくてやがて寂しき | 正月閑話 | ||
2023年(令和5年)9月30日号 | 永日小品 | 夏目漱石 作 | 極めて多忙の中、新聞社の求めに応じた作品群 | |
2012年(平成24年)1月号 | 越中前司最後 | 平家物語巻九 | 鵯越の戦であった鮟鱇武士の卑怯な一騎打ち | |
2014年(平成26年)7月号 | 大きな問題と小さな問題 | 徳永進 著 | 死という大きな問題を受け入れると小さな問題が、 | |
2017年(平成29年)正月閑話 | おいてけぼり | 正月閑話 | ||
2010年(平成22年)正月 | オーラも色いろ | 正月閑話 | オーラがあると言ってもそれはいろいろ | |
2024年(令和6年)8月8日号 | 愚かさという煩悩 | 佐々木閑 著 | きっと思いどおりに成るだろうという 思い込みはいけない | |
2010年(平成22年)3月号 | 恩讐の彼方に | 菊池寛 作 | 洞門を掘ることで仏になり得るか | |
2010年(平成22年)9月号 | 崖の下 | 嘉村 磯田 作 | 誰でもが持っている業苦 | |
2015年(平成27年)6月号 | 華燭 | 中山義秀 作 | 父親としての信念と娘の思い | |
2011年(平成23年)4月号 | 華 燭 | 舟橋 聖一 作 | 抱腹絶倒のテーブルスピーチ | |
2016年(平成28年)1月号 | 学校では教えてくれない・・・ | 井沢元彦 著 | こういう見方も間違いではない | |
2022年(令和4年)4月12日号 | 蟹の恩返し | 今昔物語より | 慈悲心の深い少女に助けられた蟹が恩返しをする | |
2020年(令和2年)12月21日号 | カーライル博物館 | 夏目漱石 作 | 漾虚集の中の一作品 | |
2024年(令和6年)3月31日号 | 金 | エミール・ゾラ 作 | 当時金融界の金と男女関係、主人公の復帰から没落まで | |
2021年(令和3年)10月9日号 | ガラスの靴 | 安岡章太郎 作 | 高度なテクニックで悦子にオモチャにされた僕 | |
2013年(平成25年)12月号 | ガリバー旅行記 | ジョナサン・スイフト | 大人も子供も楽しめる名作 | |
2018年(平成30年)7月3日号 | 關山月 | 李白 作 | 辺境の地で故郷を想う詩 | |
2014年(平成26年)5月号 | 饑餓海峡 | 水上勉 作 | 犯罪を犯し飢えて渡った海峡そして・・・ | |
2012年(平成24年)6月号 | 北の河 | 高井有一 作 | 檜木内川の母の思い出 | |
2018年(平成30年)4月24日号 | 昨日までの世界 | ジャレド・ダイアモンド 著 | 私たちの行動が遙かな過去に繋がっている | |
2011年(平成23年)3月号 | 経かたびら | グリム童話より | 泣くのはやめて、棺の中で眠れないの | |
2013年(平成25年)2月号 | ギリシャ神話 | 山室静香 訳著 | 神話には世界共通の考えかたがある | |
2020年(令和2年)10月30日号 | ギルガメシュ叙事詩 | 矢島文夫 著 | 楔形文字で書かれた世界最古の文学作品 | |
2012年(平成24年)8月号 | 銀河鉄道の夜 | 宮沢賢治 作 | 3次元世界へ誘われるような作品 | |
2012年(平成24年)3月号 | 銀の匙 | 中勘助 作 | 少年期から青年期の恋心の変わり | |
2012年(平成24年)5月号 | 銀の匙のこどもたち | 橋本 武 著 | 国語教師の子供に対する暖かい眼差し | |
2023年(令和5年)1月1日号 | 虞美人草 | 夏目漱石 作 | 職業作家としての第一作 1907年(明治40年)新聞連載開始 | |
2021年(令和3年)9月16日号 | クララとお日様 | カズオ・イシグロ 作 | Ai人形クララと少女ジョジーの交流を描く | |
2017年(平成29年)7月1日号 | 黒猫 | 島木健作 | 病弱で戦争に往けなかった屈折感情 | |
2012年(平成24年)12月号 | 食わず女房 | 由良弥生 著 | 本当に怖い美女の話 | |
200年(令和2年)10月18日号 | ケルトの神話 | 井村君江 著 | 神話というのは何故世界中で似た話があるのか | |
2016年(平成28年)2月号 | ケルト民話集 | フィオナ・マクラウド 作 | イギリスの民話 | |
2018年(平成30年)1月1日号 | 平家物語・源氏揃〜橋合戦 | 日本古典文学大系より | 琵琶の音色と祇園精舎の鐘の聲 | |
2010年(平成22年)7月号 | 業 苦 | 嘉村磯田 作 | 男の業、女の業を表現 | |
2021年(令和3年)4月5日号 | 好色一代男 | 井原西鶴 作 | 難しく考えなくても良く、さしずめ好色旅日記 | |
2021年(令和3年)6月14日号 | 好色一代女 | 井原西鶴 作 | 女一代 女衒と淫売を持ちあわせた物語 | |
2023年(令和5年)3月16日号 | 坑夫 | 夏目漱石 作 | 青年の葛藤と解放を足尾銅山を舞台にした第二作 | |
2018年(平成30年)2月14日号 | 荒野の村 | シュティフター 作 | 南ボヘミヤの善意に満ちた穏やかな暮らし | |
2019年(令和元年)8月8日号 | 高樓(若菜集より) | 島崎藤村 作 | 島崎藤村の処女作詩集より | |
2016年(平成28年)9月号 | こころ | 夏目漱石 作 | 人間の善悪について | |
2012年(平成24年)10月号 | 古事記 | 稗田阿礼・太安万侶 | 日本最古の書物 | |
2017年(平成29年)2月号 | 五重の塔 | 幸田露伴 作 | 棟梁と大工の思いやりと信念の葛藤 | |
2011年(平成23年)5月号 | 古代ローマ人の24時間 | アルベルト・アンジェラ 著 | 遺跡研究の成果を物語風に記す | |
2014年(平成26年)11月号 | ごった煮 | エミール・ゾラ 作 | 高級アパートで繰り広げられる人生模様 | |
2021年(令和3年)2月1日号 | 琴のそら音 | 夏目漱石 作 | 文字の背景にただならぬ空気が漂う が 笑える | |
2014年(平成26年)8月号 | 子どもの難問 | 野矢茂樹 編著 | 歳を重ねるほど答えられない子どもの質問 | |
2015年(平成27年)7月号 | 木幡狐 | 御伽草子より | 庶民が楽しめた夢物語 | |
2022年(令和4年)5月10日号 | コルニーユ親方の秘密 | ドーデー 作 | 時代の流れで立ち行かなくなった親方を村人が助ける | |
2017年(平成29年)4月3日号 | 桜の森の満開の下 | 坂口安吾 作 | 桜の木の下には死体が埋まっている | |
2013年(平成25年)8月号 | ザシキワラシ考 | 萩原 隆 著 | 考えるヒント | |
2,023年(令和5年)7月17日号 | 三四郎 | 夏目漱石 作 | 坑夫に続いて、作家として何をどう表現しようかと試行錯誤 | |
2014年(平成26年)1月号 | 算数なんて勉強したくない | 正月閑話 | ||
2018年(平成30年)5月15日号 | 山中與幽人對酌 | 李白 作 | よく知られた名詩 | |
2017年(平成29年)8月12日号 | 生物から見た世界 | ユクスキュル&クリサート著 | 生物の行動観察 | |
2021年(令和3年)8月29日号 | ジェルミナール | エミール・ゾラ 作 | 炭鉱労働者の悲惨な生活と抜け出そうとする努力 | |
2016年(平成28年)5月号 | 塩の道 | 宮本常一 著 | 塩の道は民族歴史の道でもある | |
2011年(平成23年)正月閑話 | シークレットサンタ | 正月閑話 | 本当は誰がシークレットサンタなのか | |
2023年(令和5年)1月26日号 | 獣人 | エミール・ゾラ 作 | 蒸気機関車と金と愛の三角関係と殺人を描いている | |
2013年(平成25年)5月号 | 下北半島 | 宮本常一 著 | 下北の貴重な記録 | |
2010年(平成22年)11月号 | 浄瑠璃寺 | 堀 辰雄 作 | さわやかな感じのする紀行文 | |
2014年(平成26年)9月号 | 銃・病原菌・鉄 | ジャレド・ダイアモンド | 1万3000年に亘る人類の歴史 | |
2022年(平成4年)3月7日号 | 趣味の遺伝 | 夏目漱石 作 | 日露戦争・テニス・亡き友人浩さんが惹かれた女性と母 | |
2019年(平成31年)3月21日号 | 銀心中 | 田宮虎彦 作 | 戦争が生み出した悲劇・悲哀 | |
2022年(平成4年)6月25日号 | 制作 | エミール・ゾラ 作 | 親交のあったマネ・モネ・セザンヌの触れるべきで無い処に触れた | |
2015年(平成27年)8月号 | 進化論 | ダーウイン 著 | 誰でもが知っている名著 | |
2012年(平成24年)9月号 | 信号手 | ディケンズ 作 | ディケンズの傑作短編 | |
第245号 毎月定例はこの号で終了しました |
人生論ノート | 三木清 著 | 中高生に是非読んでほしい一冊 | |
2015年(平成27年)2月号 | 人類20万年遙かなる旅路 | アリス・ロバーツ 著 | 余りにも遠い過去の事なので、1万年は昨日のよう | |
2024年(令和6年)5月号 | すべて成り行き任せ | 木村榮一 著 | 以上が老翻訳家の来し方である | |
2013年(平成25年)7月号 | 晴天の迷いクジラ | 窪 美澄 作 | チョット立ち止まって一休みしようよ | |
2012年(平成24年)4月号 | 絶望名人カフカの人生論 | フランツ・カフカの手紙から | いちばんうまくできるのは、倒れたままでいること | |
2011年(平成23年)10月号 | 千思万考 | 黒鉄ヒロシ 著 | 有名人物をひと味違う切り口で解説 | |
2018年(平成30年)2月1日号 | ゼンドミールの修道院 | グリルパルツァー | 自身の贖罪として表現 | |
2020年(令和2年)2月2日号 | 蒼氓 | 石川達三 | 移民という装飾の本での棄民政策だったのか | |
2024年(令和6年)6月7日号 | それから | 夏目漱石 作 | 最後には男の弱さと女の強さを面白い筆致で表現 | |
2021年(令和3年)12月1日号 | 大地 | エミール・ゾラ | 兵役で疲れた心を農村で癒やしたいと思ったが・・・そこは別の意味での戦場 | |
2022年(令和4年)10月10日号 | 大悲千禄本 | 黄表紙集 より | 江戸庶民のユーモアと識字率の高さ | |
2014年(平成26年)10月号 | 高瀬舟 | 森 鴎外 作 | 罪人と役人、満足と不満足の対比 | |
2010年(平成22年)6月号 | 宝 島 | スティーブンソン 作 | 永遠の冒険物語名作 | |
2017年(平成29年)7月30日号 | 竹取物語 | 岩波日本古典文学大系 | 当時としては画期的なお伽話 | |
2022年(令和4年)2月3日号 | タタール人の砂漠 | ブッツアーティ 作 | 信念を持って勤務した砦、重要な働きをする時には老いて.. | |
2021年(令和3年)3月14日号 | 椿説弓張月 | 曲亭馬琴 作 | 源為朝の人徳を偲んで書いた。北斎挿絵 | |
2015年(平成27年)5月号 | 津軽じょんから節 | 長部日出生 作 | 竹山は弾く、木田林松栄は叩く、茂平は熱狂 | |
2017年(平成29年)6月14日号 | 月と6ペンス | サマセット・モーム 作 | ゴーギャンにヒントを得た作品 | |
2018年(平成30年)9月9日号 | 長干行 | 李白 作 | 幼なじみが夫婦となり、出征した夫の無事を祈る | |
2014年(平成26年)3月号 | デューラー 自伝と書簡 | アルブレヒト・デューラー 著 | デューラーを知ることのできる一冊 | |
2016年(平成28年)4月号 | 天才!成功する人々の法則 | マルコム・グラッドウェル 著 | 一万時間の法則は何にでも当てはまる | |
2016年(平成28年)11月号 | 当世書生気質 | 坪内逍遥 作 | 文学(小説)そのものを確立した作品 | |
2018年(平成30年)6月8日号 | 遠い山なみの光 | カズオ・イシグロ 作 | 善人たちばかりだが会話が噛み合わない不安 | |
2013年(平成25年)1月号 | 遠野物語 | 柳田国男 著 | 何故これほど多く残されているのか | |
2021年(令和3年)4月19日号 | 遠野物語 その2 | 柳田国男 著 | 永年 腑に落ちなかったものがすっきり | |
2014年(平成26年)4月号 | 読書術 | 加藤周一 著 | 本の読み方もあれば読まなくていい本もある | |
2017年(平成29年)1月号 | 中島みゆきの歌あれこれ | 中島みゆき 作詞 | 中島みゆき個人の思索の足跡 | |
2013年(平成25年)10月号 | なぜ数学を学ぶのか | 竹内英人 著 | 算数や数学を学ぶ必要性が分かる | |
2015年(平成27年)3月号 | 二十代の自画像 | 佐伯一麦 著 | 鏡の自分、写真、自画像の自分どれが本物? | |
2021年(令和3年10月3日号 | 二百十日 | 夏目漱石 作 | 性格の異なる圭さんと碌さんの対話で展開されている | |
2015年(平成27年)9月号 | 日本史の謎は地形で解ける | 竹村公太郎 著 | 歴史の時間にチョット挟んでもらうと楽しい | |
2013年(平成25年)11月号 | ネーデルラント旅日記 | デユーラー 著 | 希有な出納簿文学 | |
2017年(平成29年)12月11日号 | 野 | 上林暁 作 | 無内容・無気力の傑作 | |
2013年(平成25年)9月号 | 脳の中の幽霊 | V・S・ラマ・チャンドラン著 | 幻肢と脳の働き | |
2016年(平成28年)3月号 | 野火 | 大岡昇平 作 | 善悪の判断基準は状況で変わる | |
2022年(令和4年)1月1日号 | 野分 | 夏目漱石 作 | 学者から作家への転身とその決断を作品に | |
2016年(平成28年)6月号 | 博士の愛した数式 | 小川洋子 作 | 文学者が切り取った数学の世界 | |
2011年(平成23年)12月号 | 墓堀男をさらった鬼の話 | チャールズ・ディケンズ 作 | クリスマスの夜に一人で酒を飲んでいても・・・ | |
2012年(平成24年)正月閑話 | パクスジャパン | 正月閑話 | ||
2019年(令和元年)11月9日号 | 裸の王様 | 開高健 作 | 威圧を用いて自分の思い通りにしようとする悪 | |
2019年(令和元年)10月1日号 | パニック | 開高健 作 | 戦争と平和の比喩的作品 | |
2019年(令和元年)6月23日号 | 春先の風 | 中野重治 作 | 戦前の強権的抑圧政策と一般市民 | |
2010年(平成22年)1月号 | 春の雪 | 室尾犀星 作詩 | しんしんと降る雪の音が聞こえてくるような暖かい詩 | |
2011年(平成23年)2月号 | 反対言葉の群生地 | 徳永 進 著 | 家族は親しい他人 | |
2021年(令和3年)8月3日号 | 一夜 | 夏目漱石 作 | つかみ所が無く腑に落ちない不思議な作品 | |
2024年(令和6年)9月29日号 | 彼岸過迄 | 夏目漱石 作 | 幼くして亡くなった五女雛子に捧げた作 | |
2014年(平成26年)12月号 | ひとりぼっちな人なんて… | 一ノ瀬正樹 | 大学生にもなって群れてばかりいてどうする? | |
2015年(平成27年)11月号 | 日の名残 | カズオ・イシグロ 作 | ブッカー賞受賞作家の落ち着きと気品あふれる作 | |
2015年(平成27年)10月号 | 火花 | 又吉直樹 作 | 芸人の裏の顔を垣間見る作品 | |
2018年(平成30年)3月7日号 | 二つの肉体 | 野間宏 作 | 敗戦間近の男女の淡い葛藤 | |
2018年(平成30年)11月23日号 | 冬の宿 | 阿部知二 作 | 富豪の家に生まれていながら落ちぶれていく男 | |
2010年(平成22年)10月号 | プラッサンの征服 | エミール・ゾラ 作 | ルーゴンマッカール叢書第4巻 本邦初訳 | |
2010年(平成22年)4月号 | フランダースの犬 | ウイーダ 作 | 愛の形と表現は立場によって異なる | |
2018年(平成30年)3月28日号 | ブリギッタ | シュティフター 作 | 内面からにじみでる人柄こそが一番大切 | |
2016年(平成28年)正月閑話 | 文学者の数学と数学者の文学 | 正月閑話 | 文系・理数系の学問は共に必要 | |
2023年(令和5年)6月号 | 文鳥 | 夏目漱石 作 | 鈴木三重吉との関係や何かしら淡い女性との思い出 | |
2011年(平成23年)6月号 | 糞尿譚 | 火野 葦平 作 | 何故、芥川賞を受賞したのか | |
2020年(令和2年)8月15日号 | ペスト | カミユ 作 | 極限の不条理と全ての人々に対する愛情 | |
2016年(平成28年)10月号 | ペロー童話 | ペロー父子 | 庶民が子ども達に教える教訓話 | |
2024年(令和6年)9月6日号 | 方丈記 | 鴨長明 著 | 人の一生とはかようなものである | |
2022年(令和4年)7月28日号 | ぼく | 谷川俊太郎 詩 合田里美 絵 | こんなに難しい絵本を読むことができてある意味良かった | |
2020年(令和2年)9月30日号 | 北欧の神話 | 山室静 著 | 人間世界創世期の興味深い物語 | |
2,024年(令和6年)3月2日号 | 星と星座の図鑑 | 永田美絵 著 | 星座には名前が付いているが、どうすればそう見えるのか? | |
2020年(令和4年)10月13日号 | 星の王子様 | サンテグジュペリ 作 | 大人にも子供にも様々な示唆に富む物語 | |
2019年(平成31年)2月18日号 | 牡丹 | 田宮虎彦 作 | 真面目な老人に襲いかかる魔性の女 | |
2015年(平成27年)12月号 | ボヌール・デダム百貨店 | エミール・ゾラ 作 | 130年前のパリの百貨店は現代と同じに驚き | |
2017年(平成29年)7月23日号 | ほらふき男爵の冒険 | ビュルガー編 | 全く罪のない大ほら話で楽しい | |
2015年(平成27年)正月閑話 | ほんとうの蝉の一生 | |||
2013年(平成25年)4月号 | マタギ | 田中康弘 著 | 胆力と体力 | |
2012年(平成24年)7月号 | マテオ・ファルコーネ | プロスペル・メリメ 作 | 約束は必ず守るべきものという教え | |
2018年(平成30年)11月4日号 | 充たされざる者 | カズオ・イシグロ 作 | 長編第4作、ブラックコメディー | |
202年(令和4年)11月22日号 | ミチクサ先生 | 伊集院静 作 | 作品としての表現と事実とが良くわかる作品です | |
2010年(平成22年)8月号 | みつけどり | グリム童話より | ハンガリー民話にも同じ様な表現がある | |
2015年(平成27年)4月号 | 無縁佛 | 池田みち子 作 | 作者が自分自身の崩れた部分を認識 | |
2011年(平成23年)8月号 | 麦と兵隊 | 火野葦平 作 | 従軍記なのか小説家なのか | |
2017年(平成29年)10月1日号 | 虫のいろいろ | 尾崎一雄 | 蜘蛛・蚤・蝿に己を重ねて観察 | |
2019年(j平成31年)1月3日号 | 無明(正月閑話) | |||
2011年(平成23年)7月号 | ムーレ神父のあやまち | エミール・ゾラ 作 | セザンヌから影響を受けゴッホに影響を与えた | |
2024年(令和6年)6月21日号 | 門 | 夏目漱石 作 | 題名は執筆を始める前に漱石の依頼で門下生がつけた | |
2013年(平成25年)6月号 | 夜間飛行 | サン=テグジュペリ | 貴族出身のパイロット | |
2018年(平成30年)12月23日号 | 夜想曲集 | カズオ・イシグロ 作 | 短編集。全作品を通じて漱石を彷彿とさせる | |
2010年(平成22年)5月号 | 八咫烏 | 司馬遼太郎 作 | 神話を題材にして | |
2012年(平成24年)2月号 | 四人の署名 | コナン・ドイル 作 | シャーロックホームズとワトソン博士のコンビ | |
2024年(令和6年)6月27日号 | 世に銭ほど面白き物はなし | 前川淳 著 | 紙幣鶴から幾何学そして斉藤茂吉の俳句へ | |
2017年(平成29年)10月31日号 | ライン河幻想紀行 | ビクトル・ユゴー 著 | ライン河流域を旅した時の思い出メモ とデッサン | |
2010年(平成22年)2月号 | リュシス | プラトン 著 | 難解な友愛と恋愛 | |
2021年(令和3年)11月17日号 | 聊斎志異 | 蒲松齢 作?著? | 怪異譚ではあるが妖艶な情話が多い | |
2022年(令和4年)3月30日号 | 聊斎志異より西湖主 | 蒲松齢 作?著? | 姫(龍の化身)を助けることで数百年の命を授けられた | |
2023年(令和5年)5月8日号 | 聊斎志異より醫術 | 蒲松齢 作?著? | 医は算術ではなく仁術と言いたいところだが、これは誤術 | |
2023年(令和5年)8月28日 | 聊斎志異より丁前溪 | 蒲松齢 作?著? | 聊斎志異集録としては異色 | |
2023年(令和5年)11月3日号 | 聊斎志異より宦娘 | 蒲松齢 作?著? | あの世の美人の助けで絶世の美女と夫婦に | |
2024年(令和6年)7月16日号 | 聊斎志異より祝翁 | 蒲松齢 作?著? | 死んだ爺さんが生き返って婆さんを連れて行った | |
2024年(令和6年)7月29日号 | 猟師ほとけを射る事 | 宇治拾遺物語より | 信仰心ばかりが強く生半可な仏教学しか持たないではダメ | |
2011年(平成23年)11月号 | ローマ人の物語Y | 塩野七生 著 | 五賢帝の時代から混乱の時代へ | |
2020年(令和2年)12月号 | 倫敦塔 | 夏目漱石 作 | 漾虚集の中の一作品。心の動きが軽妙 | |
2010年(平成22年)12月号 | 床下の小人たち | メアリー・ノートン 作 | 大人も楽しめる作品 | |
2017年(平成29年)4月21日号 | 若草物語 | オルコット 作 | 東洋的な「足るを知る」を表現している | |
2024年(令和6年)10月29日号 | 別れ | 網野菊 作 | 本当の家族の良さを知らずに生き抜いた作者の作品 | New |
2023年(令和5年)12月29日号 | 我が人生に重なる五つの曲 | 雑感 | 自分の人生を歌に重ねて感じること | |
2017年(平成29年)5月10日号 | 吾輩は猫である | 夏目漱石 | ホトトギスに連載した出色の処女作 | |
2016年(平成28年)7月号 | 忘れられた巨人 | カズオ・イシグロ 作 | ||
2011年(平成23年)9月号 | 忘れられた日本人 | 宮本常一 著 | 村々の古老から聞き纏めた貴重な資料 | |
2018年(平成30年)12月23日号 | わたしたちが孤児だった頃 | カズオ・イシグロ 作 | 自分は何者なのか、自ら問いかけ | |
2018年(平成30年)12月23日号 | わたしをはなさないで | カズオ・イシグロ 作 | 異色作品 | |
2015年(平成27年)1月号 | 私の日本地図・下北半島 | 宮本常一 著 | 恐山のイタコの口寄せは原始未開の習俗ではない |