《私の本棚 第276》 平成30年12月23日号 「わたしたちが孤児だったころ」 カズオ・イシグロ 作 2000年の長編第五作目の作品です。長じて探偵として大成したわたしクリストファーが思い出を語る形で構成されています。 幼いころは両親に連れられて上海の 両親はあるとき先ず父親が行方不明になり、月日を経ずして母親も行方不明になります。 上海は作者の祖父と関わりがある 私はこの作者を初めて知ったときから、彼は哲学者だと感じていましたが、 |
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令和5年8月24日追加 今日の朝刊記事 |
前の頁、冬の宿 次の頁、わたしをはなさないで VolV.目次へ VolV.トップ頁 Vol.U トップ頁 Vol.T トップ頁 (1)遠い山なみの光 (2)浮世の画家 (3)日の名残 (4) 充たされざる者 (5) わたしたちが孤児だった頃 (6) わたしを離さないで (7)夜想曲集 (8)忘れられた巨人 (9)クララとお日様 |