《私の本棚 第200》 平成25年10月号
図書館では子供向けコーナーにありましたが、内容的には小学生から高校生までのものが含まれています。最近はこのような内容の本がよく売れるらしく、書店でも 先生と生徒の会話形式で書かれていて読みやすい内容でした。以前にも別の本を読んだことがありますが、小学校の算数は 「分数と比例で全部解ける」 と書かれていました。この本にも分数同士のわり算の説明がありましたが、学校では生徒の 「できた!」 という感激を大切にしようとするあまり、本来の意味をよく説明しないままに 「割る方の分数をひっくり返して掛ける」 としか教えないので中学・高校と進むと行き さて、読み進めると 「場合分け」 の説明に入って行きます。この場合分けは論理的に物事を考える上で大切な訓練ですと紹介されています。そして、どんな仕事をする場合にも有用ですとも述べられています。何に着目して場合分けの基準を見つけるかが大切と言うことです。ああでもないこうでもないと鉛筆を持って絵や図を書きながら考えなければしかたがありません。なるほどと思います。 ここまで読んでふと他人の言葉を思い出しました。 「エクセルは数学ができないと上達しないと聞いた」 というものです。私はそんな事は全くないですよと答えましたが、この本を読んでなるほどと思い当たるフシがあります。エクセルは簡単なものなら、IF,AND,ORの三つを使うだけでかなりの処理ができると思っているのですが、これ即ち場合分けですよね。数学ができないとダメと言った人は何を考えていたのかは分かりませんが、確かに論理的思考は必要です。 最近のことですが、日付と時間、時刻を用いるソフトを作りました。その中で処理した場合分けは、 @先ず大きく二つに場合分けをし、 A更にその一方の中に四つの場合があり、 Bその四つの中をそれぞれ更に五つに分ける という作業でした。それを図示しながら作業を進めると、一つに |
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