《私の本棚 第348》 令和7年2月28日 号 聊斎志異より 「閻 羅」 蒲松齢 作?著? |
余りにも短文ですので《副題短文》をそのまま添えておきます。 《何日かごとに死んで、三四日すると醒める人。死んでる間のセカンドジョブは何と閻魔大王。》 ・・・・・・・・・・ 莱蕪という所に住んでいる李中之という秀才は、いつも何日かすると死骸のように倒れていました。でも三四日すると目覚めます。ある人が、死んでからどんな世界で何を見ているのかと尋ねますが、李は一言も答えませんでした。 同じ頃、この村に張という秀才が居ましたが、この人も数日に一度死にます。あるとき彼は人の問いにこう答えました。 「李中之は閻魔だ、自分は地獄に行くと彼の部下なんだ」と。 そして地獄の門や建物の様子を詳しく話してくれました。又、ある人が張に 「李は昨日 地獄でどんな仕事をしていた」 と聞くと、 「詳しくは言えないけれど、曹操を取り調べて20回の鞭打ちをしただけだ」 と答えました。 ・・・・・・・・・・ 曹操は三国志にでてくる実在した人物です。 魏と呉と蜀の三国が争っていた時代に活躍しました。 私たちも子供の頃から天国とか地獄という言葉を聞いた事はあります。でも三途の川を渡って戻ってきた人は居ませんから、それが実際どんなところなのかは誰も知りませんね。しかし、天国は穏やかで過ごし易い毎日があり地獄はその名の通り生き地獄なのでしょう。 ひょっとするとこの話は蒲松齢が作ったのかも知れないと思います。 |
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