2018年4月28日(土)〜5月6日(日) 
     四国 39番延光寺から67番大興寺まで・・・こども達と一緒に巡ったみち

          69歳(もうすぐ70歳)

第6日目(5/3)  61番香園寺〜64番前神寺
5/3 行程表







 
5/3 地図






 
 朝食は7:00から。昨日、宿泊者が多いので早めの時間帯が空いているでしょうとのことでした。6:30過ぎには2階のレストラン前へ。早すぎたので1階ロビーのソファーで自転車の出発こしらえをしているグループを眺めていました。しまなみ海道でも走って来たのでしょうか。一人の男性は足が長くて格好いい。私もあと5p足が長ければなんて 無いものねだりです。ナイモノネダリ。朝食は和食を戴きました。そういえば、しまなみ海道を一度は走ってみても良いなあと以前から思っていますが、尾道まで新幹線で輪行し、ゆっくり走っても往復1泊2日。何かしら面白い走り方に気づかなくて実行していません。今日も中休みみたいな行程ですから、ゆっくり身支度をして8:00出発とします。今治城はまだ見た事が無いので見学をしていきたいと考えていました。気分はゆったり足はゆっくりとして城へ向かいました 
今治城




左写真に写る 城への道でシャッターを押していると 「中へ入れますから入ったらどうですか?」 と散歩中の年配女性。
 
今治城、藤堂高虎像





それならと押し歩きで入城して気持ちの良い空をバックに一枚

 
 今日の行程表の57番栄福寺〜59番国分寺は昨日済ませましたので、走行キロ数がはっきり予定できません。61番香園寺までは26qだったようですが、結果的には石鎚神社にも寄ったりおきまりの迷い子で余分に走ったりして最終的には49qだったようです。そもそも予め地図で検討していても行程表の注意メモをよく見ていなかったことが殆どでした。自覚は余りなかったのですが、相当の疲労で注意力が落ちていたと思います。高齢者の自動車事故も自分を認識することの難しさからくるのでしょうね。

   香園寺は二度目です。一度目は2008年5月1日〜4日に四国一周をしたときです。
 
61番香園寺





61番 香園寺
 
 この写真では木の陰になっていますが本堂はモダンな建物です。一度目はその中には入りませんでしたが、今回はきっちりとお参りをしてきました。建物の右階段を上がると本堂でご本尊を取り囲むように椅子が配置され、照明は抑えられて荘厳な雰囲気もあります。一人の老女が一心にお経を唱えておられました。自転車は看板にワイヤー錠で繋いで置きましたが、こうして写真を見ると笑えますね。本堂から降りてくると遠目に自転車の横へ軽バンが止まって何か作業を始めています。屋台でも準備中かと思いましたが、郵便局でした。流石に気が引けたのか参道を挟んだ向いの位置へ移動していました。作業中の男性二人に 「切手の販売ですか?何か珍しい切手があるのですか?」 と声をかけると、説明をしてくれました。たまに旅先でその土地でしか購入できない切手を、記念に購入することがあります。口開け (直前) のお客さんで嬉しそうでした。ここまで書いてきてやはりやっと思い出してきたことがあります。来るときはR196を走り、JRの高架下を出た交差点で歩きお遍路さんを右向こうに発見。寺はそちらだろうと進んで正解。ところが、62番宝寿寺へ向かうのにR11を右折すべき所を左折し快調に走行。しかしどうも腑に落ちない。で、地元の人に尋ねると 「反対方向ですよ」 と教えて戴く始末です。腑に落ちない所まで5〜6qほど走っていたのでしょう。Uターンして予讃線高架が見えるR11とR196の交差点に戻ってきました。

 62番宝寿寺到着です。撮影時刻から 10:20頃到着ですね。  
 
62番宝寿寺





62番 宝寿寺
 
 行程表のメモにもあるように、何かしら違和感を覚えました。普通は参道を進んで手水鉢で清めますが、なぜかしらロープ囲いがしてあって参拝者は先ず納経所は進むように書かれていました。私は正式なお遍路さんではありませんから、無視をして参拝を済ませましたが、何だか俗世の経済活動の縮図を見るようでした。つまり駐車場も狭く観光バスなどは停められるようには思えませんから、つい私の印象も、善通寺さんと比較してそういう方向へいってしまいます。

次は63番吉祥寺ですが、このお寺もすぐ隣です。ここも撮影時刻から10:40頃到着のようです。
 
63番吉祥寺





63番 吉祥寺

なぜか 像が....
 山門を潜ると人が大勢います。お茶会をしているようです。お参りを済ませてベンチに腰を下ろしていると、和服姿の上品な女性がお抹茶をどうですか?と声をかけて下さいました。もちろん 有り難く頂戴しました。 
63番吉祥寺、抹茶のお接待63番吉祥寺、抹茶のお接待



 
 お参りに訪れる人達皆さんに接待をして下さっています。丁度私の右前方に若い三人組の人がおられたので、私のホームページに写真を載せても良いですか?と聞くと、気さくに 「どうぞ!」 と言って戴けたのでアップします。上は2枚の写真を並べたものですが、当時の位置関係はそのままです。

3人の青年達には 「お待ちどおさまでした。今(6/10、14:40)やっと吉祥寺へ着きました」 と報告する必要がありそうです。
 
63番吉祥寺、抹茶のお接待、茶菓子





黄色い紙の上に よしの餅をのせたお菓子と抹茶をいただきました。嬉しかったので餅の包み紙とお皿代わりの紙はHP用に大切に持ち帰りました。お茶もお菓子も美味しかったのでお替わりをしたいくらいでしたが、そこまで甘える訳にはいかず、グッと我慢。

若い三人には私のサイトを探す手順を書いた印刷物を渡しました。

お茶の接待をして下さった女性方には、どなたでしたか代表してお一人に、ご縁があった方たちにお渡ししお願いしていますと言葉を添えて、同じ印刷物をお受け取り戴きました。大勢おられたので纏まった枚数をお渡ししました。どうかご縁があって、大川小学校の子供達に届きますように。





 
吉祥寺を後にして明日の予定の64番前神寺へ向います。
前神寺では4〜5人のおばあさんが山門付近の草むしりをしていました。 11:15頃到着。 広くゆったりとした札所でした。
 
64番前神寺






64番 前神寺 
64番前神寺



 
今日は時間にゆとりがあるので、隣の石鎚神社もお参りしようと思います。
石鎚神社


石鎚神社は以前にも来た事があります。

当時は上の本殿までは行かなかったように思いますので、今日は上がります。


途中の小さな橋の手すりに自転車を固定。ゆっくりと石段を踏みしめます。

 
石鎚神社





 
 新生児のご祈祷でしょうか、石段を降りてくる赤ん坊を抱っこした夫婦とご家族皆様方とすれ違いました。本殿では太鼓の音が続いています。双眼鏡が置いてある石柵の所からは東予港まで見渡せました。休憩所には男子中学生が3人。 今日は休日だったかな?。何しろ私は連休中は毎日休日なので明瞭ではない。変わったお守りでもあれば土産にと思いましたが、格別にというものが見つからず、神社を後にしました。
お昼ご飯はR11沿いのショッピングセンター横の麺所で、かけ小&いなり&とり天 を注文し完食。
JR壬生川を目指して戻るのですが、念のため地元の人に 「JRミブガワはこの方向で良いんでしょうか?」 と尋ねると 「ミブガワ?」 と。やっと ニューガワ と読む事が分かりました。因みに 京都には有名なミブデラというお寺があり、壬生寺 と書きます。奈良には 丹生川村という集落がありニューカワ村と読みます。なかなか固有名詞は難しいですね。それにしても我ながら嘆かわしい程疲労が積もっていて、頭が回っていない。

14:45 ターミナルホテル東予 チェックイン。
 
ターミナルホテル東予からの眺め





 
 この写真を見ていて当時の事が少しずつ思い出されます。 何かしら活気のない空気感。近くに観光地はないのだろうかという思い。それに今日は風が強い!。ホテル建物の下にある木々が大きく踊っていました。当日の行程は平地でも坂道を登るような向かい風と35〜40qくらいで走るような追い風を経験しました。明日の風が追い風であることを祈ります。 
    第1日目(4/28)  輪行〜39番延光寺〜40番観自在寺へ戻る

    第2日目(4/29)  41番龍光寺〜43番明石寺へ戻る

   第3日目(4/30)  44番大寶寺〜45番岩屋寺へ戻る

   第4日目(5/1)  46番浄瑠璃寺〜53番円明寺へ戻る

   第5日目(5/2)  54番延命寺〜59番国分寺へ戻る

   第7日目(5/4)   60番横峰寺へ

   第8日目(5/5)   65番三角寺〜67番大興寺 そして 金刀比羅宮へ

   第9日目(5/6)   いよいよ帰途へ そして 感じたご縁と私の遍路へ


 VolV.サイクリングの思い出目次へ    VolV.トップ頁      Vol.U トップ頁   Vol.T トップ頁