5月3日(日) 憲法記念日 野辺地から青森市へ  66歳(もうすぐ67歳)  

あんな本こんな本サイクリング、浅虫温泉



正面の半島を回り込んだ辺りが浅虫温泉でしょう。

浅虫温泉という名前を知ったのは43年程前です。旅行好きのその方は次々と全国の温泉名を上げられたのですが浅虫温泉という地名だけは記憶になく、青森だということをその時初めてしりました。


 
着いたら水族館へ行こうと思っています。JR京都駅付近にも水族館はありますし、格別な興味はありませんが時間もあるのでどんな水族館か入ってみたい。モタモタと片付けをしてから、10:35 並んで切符を買い入場しました。1020円。やけに子どもが多い。仕方が無いですね、日曜日だしもうすぐこどもの日ですからね。満足も不満足もなく (爺さん一人ではそんなものでしょう) 退場。きょうはもう二つ行きたい所があります。棟方志功記念館三内丸山遺跡です。こちらへ来る度に行きたいと思いながら行けなかった展示館と遺跡です。
展示館は小さな落ちついた雰囲気の建物です。係の人に自転車の置き場所許可を得て入館しました。釈迦十大弟子はここにしか無いような説明になっていましたので、岡山県津山市の個人が所蔵しているという記憶があったので尋ねました。直ぐに調べて下さいましたが全国的に何点かあるようです。帰宅後太宰の初期短編を読んでいて、志功が有名になる前に彼の作品を購入しお世話になった親戚に贈ったことを知りました。その中で太宰は 「志功は必ず有名になる」 と断言していました。年齢も近かったので活躍の場は違っても何かしらの思いはあったでしょう。そういえばどこかで読んだ記憶なのですが、「青森は破滅型の人間が多い」 と言う人がいました。破滅という言葉の響きは良くないと思いますが、熱中・熱狂・思い込み、そういった一心不乱に生きる有名人を沢山輩出したということでしょう。
 まだ二十歳そこそこの頃、とある料理旅館のロビーに掛けられていた横2メートル位の棟方志功の版画を見て 「これ、本物ですか?」 と尋ねて叱られた記憶があります。
 
あんな本こんな本サイクリング、棟方志功記念館




 記念館のパンフレット
 
永年の想い、いや、思いは成就したのであの有名な三内丸山遺跡に向かいます。道があっているのかどうか不安になりながら到着しました。映像で紹介をしてくれるコーナーや粘土で埴輪を作らせてくれるコーナー、お土産コーナーやレストランもあります。広大な敷地へ入るとかつての様子を大切に保存しながら見学できるように整備されていました。
あんな本こんな本サイクリング、三内丸山遺跡





 
あんな本こんな本サイクリング、三内丸山遺跡



 
取り敢えず一周してからと思っているとテントと沢山の人が見えます。野次馬根性で近付くと、クレーン車で見張り台兼●●兼●●というやぐらと同じ高さから景色を見せてくれていました。私も並ぶと直ぐ 「今日はここまで」 と。天も老人に粋な計らいです。人が住んでいた時代はやぐらの後方林の向こうに海岸線があったそうです。さしずめやぐらは当時の超高層建築物です。説明を聞きながらクレーンに乗せてもらいラッキーでした。お土産に購入した埴輪のストラップは孫には不人気でした。美人の埴輪なのに体形が!キモイらしい。 
あんな本こんな本サイクリング、三内丸山遺跡



 クレーンから見たやぐら

 
あんな本こんな本サイクリング、三内丸山遺跡



 
あんな本こんな本サイクリング、三内丸山遺跡





 
タクシーの運転手さんにJR青森駅へ向かう近い道を教えてもらい、ホテルへ戻りました。(戻ったというのは、初日に宿泊したホテルなので) 夜は何かきちんとした食事をと思い別のホテルのレストランへ行くと、下の目を引きつける額があったので写真を撮ってきました。 
あんな本こんな本サイクリング、ねぶた祭由来



 
食後、青森駅へ行き延着の7400円払い戻しを受けてきました。もっと短時間の延着でこれなら嬉しかったんですが。 




 
明日は日中に雨が降るという予報なのでバスで酸ヶ湯温泉に行きます。初日の長い延着がなければ自転車で登ったかも知れないのに。
  「・・・たら・・・れば」 を言ってもはじまりませんね。
 
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