平成28年5月2(月)  5:30 起床
道の駅十和田




  道の駅十和田
この道の駅はかなり広くて快適です。右奥の建物の後ろにも広い駐車場があります。きょうは八戸・種差海岸・久慈・盛岡・道の駅石鳥谷へと進む予定です。朝ご飯は何をたべたのでしょうかね、今時流行の 「全く記憶にございません」。 八戸迄は何だかよく分からないルートを走りました。地理不案内の上ナビ任せですから、とんでもなく狭い道も走ります。六戸・五戸と走り抜けやっと八戸の標識文字が見えました。(あ、そうだ!この辺りの三叉路か何処かにコンビニがあって、そこで朝食用の弁当を買いました。レシートが残っていません。) 
青森県の 「へ・・・戸 」 については、かつて馬の産地であった所に付けられた地名と何かで読んだ記憶がありますが。
そうこうしてやっとの思いで港に辿り着きました。
 
鮫漁港




 
右端の小高い丘が蕪島神社です。ここも東日本大震災で波をかぶり神社は崩壊しました。港は鮫漁港です。蕪島はウミネコの繁殖地として国指定の天然記念物とされています。自然の動物は強いですね。神社は未だ再建できませんが、ウミネコは大賑わいでした。 
蕪島蕪島






 
フンを踏まないように、かけられないように注意しながら散策をしました。写真からはもう一つよく分かりませんが、相当な数の群れです。このあと種差海岸をできるなら久慈まで走りたいと思います。 
葦毛崎




  葦毛崎
種差海岸



種差天然芝生地  7:30頃の風景
東京から来たという幼子を連れた夫婦が散歩をしていました。大変気持ちの良い場所です
早朝から監視員が歩いています。尋ねると、海岸の花を根こそぎ持ち帰る人がいるからとのこと。
此処にあるから奇麗なんですがね。ゴロンと寝転がっていればさぞ気持ちがいいだろうと想像します。

種差海岸




 
種差海岸




 こんな風景もありました
 
かつて八戸から久慈までリゾートうみねこに乗車した時に戴いたパンフレットがあります。本当にいいところです。機会があったら是非訪れてください。 パンフレットの上に掲載した地図は上が左半分、下は右半分になります。 
種差海岸パンフレット



 
種差海岸パンフレット




 
とてもよくできたパンフレットだと思い、大切に保存しています。訪れる時期がもう少し後なら最高だったでしょうね。 
種差海岸パンフレット





 
種差海岸パンフレット




 
若し花が咲き乱れる時期だったら、予定が大きく狂うところでした。パンフレットにある道をほぼなぞるように進みます。二人連れや一人のバックパッカーにも幾組か出会いました。私は散策道を車でお邪魔している事になります。当然、狭い道もありますし、もっと海岸近くを走ろうと思っても躊躇するような分岐もあります。でもそれなりに時間をかけて散策?してきました。そろそろR45で久慈へ向かいます。 東北地図はこちら
NHKの朝ドラ 「あまちゃん」 で有名になりました。見てはいなかったのですが記憶にあります。久慈に着いたら海女さんの実演を見たいと思います。海女の実演は三重県鳥羽市 (2016年サミット開催地のそば) にミキモト真珠島があり、そこで見た事があります。そんな事を考えながら走っていると「もぐらんぴあ」という看板が目に入りました。おおーっあそこがそうだなとガッテン。しかし、貨物用港内をくるくる回るばかりで先へ進めない。引き返して釣具屋さんで尋ねていると出入りの業者さんらしい人が来て、着いておいでと案内をしてもらいました。危なっかしい橋の手前で停車して、「この橋を渡って右へ行くと自然に行き着けます」 と教えて戴きました。どうやらわざわざ回り道をして案内してもらったようです。本当にありがとうございました。
さて海女の実演を見るぞと思いながら駐車場に到着。しかし何やら様子がおかしい。よくよくその辺りを眺めると 「久慈地下水族科学館・もぐらんぴあ」 と書かれています。ええっ、水族館?でもまあ此処まで来たんだし、皆さん頑張っておられるんだし、入館する事にします。潜るといっても海女さんではなく私が地下水族館に潜るのでした。それほど規模があるわけでは無いのですが、石油の備蓄タンクの一つを利用しています。珍しい施設です。タンクの中を進むとこんな展示もありました。
 
もぐらんぴあ





 
もぐらんぴあ





 
ダイオウグソクムシ


 ダイオウグソクムシ

 大きいんですね


 
玄関の方へ回ると土産物売り場があり、持ち帰り自由の新聞を置いてありました。あまちゃんの絣と同じ布地で作ったというティッシュ入れをお土産に購入。昨日付の新聞を見ると1212人の見学者があったとのこと。私も少しは応援になったかな。おさかな君のイラストがあったと思うのですが、写真がありません。皆さんも機会があったら立ち寄ってあげてください。 
もぐらんぴあ




いまここへ新聞を貼りつけてじっくり読んでいると、海女が潜る大型水槽・・・・と書かれていますね。

入場料金が少し高いなあ?は当然でした。一部分しか鑑賞せず別の入り口は気づきませんでした。次の機会があれば気を付けます。

 
道の駅くじには是非立ち寄って何か土産を探したいと思っています。リクエストは乾物です。小さな駐車場で地元の人達の買い物場所になっているような感じです。ご希望にピッタリの品物が豊富に揃っています。あっちこっちとうろついてみ見ますが料理をしたことがない身、何を買えば良いのか高いのか安いのか見当がつきません。買い物中の奥さんを捕まえて 「すみません、これは出汁用ですかね?」。 奥さんは 「出汁用ですけれど焼いても美味しいですよ」 と私を一見しただけで的を得たお答えを頂戴しました。その後手当たり次第に15〜16点の品を籠に入れて会計へ。レジへ持っていって送ってもらえるか尋ねるとOK。車へ戻って用意してきた段ボールに詰めてレジへ持参しました。買い物と送料で1万円近くになりましたが、肩の荷は下りました。実はこれらの海産物は、お父さんにしては珍しく正解の土産だったと褒めてもらいました。
もうすぐ昼になります。隣にレストランがあったので海鮮なげこみ丼を戴きました。これが又大変美味しかったです。納得満足です。お腹もいっぱいになりましたので盛岡市へ向けて出発。R281・R4を走ります。初めてのルートで地図を見る限り山の中ばかりです。
  しかし行ってもいっても新緑の中、ドライブには気持ちが安らぐコースです。久慈渓流・平庭高原と進みます。

 
久慈渓流



 こんな渓流や

 
平庭高原




 白樺林を見ながら

 ハンドルを握ります
 
13:22ローソン岩手葛巻店でカフェラッテとハンドクリームを購入しました。余りにも手がカサカサだったのでしょう。静かな所ですね人口はどのくらいですか?と聞いても、山しか無いですからというご返事。子供同士のイジメも無縁なんだろうなとぼんやり想像します。ある意味では町の人間には住みにくい部分もあるだろうけれど、心の和む時間も沢山あるだろうなと思います。
ところで、この葛巻という地なんですが、記憶としては明瞭ではありませんが、2013年GWに妻と二人で東北を慰霊して旅した時に通過したようなしなかったような感じがします。その時の事はHPには書きませんでした。仙台市閖上地区を訪れた夜、亡くなった大勢の方々の、あまりの無念さとその反動に拠るであろう感謝の気持ちを感じる出来事があり、しまい込んだままです。
さてもう少し走れば啄木記念館に至ります。啄木は私の頃は中学校の教科書にも出てきたような記憶があります。
  そのころは 「東海の小島の磯の白砂に・・・」 だったと思いますが、他の作品を読んでみるとまた違った印象を受けます。
 
啄木、ふるさとの山

 静かに佇む記念館近くの風景

 かつて啄木も見ていたのでしょう

  ふるさとの山に向かひて
  言ふことなし
  ふるさとの山はありがたきかな


啄木記念碑




 記念館玄関にあった碑


これを見るとやはり代表作になるのですね。
 
啄木

 左は当時の小学校


 右は啄木の借家

 
啄木


 借家の玄関

 
啄木啄木






 
啄木の句集は、中学生の頃に布地装丁をした昭和初期頃の本が家にありましたが、転居をするうちに紛失しました。このUp作業をする中で様々なことが思い浮かんできます。 一通り見学を終えて盛岡市へ向かおうとしている時、渋民小学校の標識が見えましたが、学校の近くを徘徊するわけにもいかずハンドルを切りました。
盛岡市の石割桜の花は無理だろうと思いつつ県営内丸駐車場へ入れます。やはり予想通り葉桜でした。駐車料金支払のためにダイソーで飲み物を購入。1万円札で108円のお買い上げ、本当に済みません。出庫の後は勝手知ったるJR盛岡駅の駐車場へ。もう夕飯の時刻ですから何か食べるか弁当でも買うつもりです。小さめの五穀米弁当と甘い匂いに惹かれて、くるみメープルパンを仕入れました。先ずはお風呂と道の駅近くの日帰り温泉へ。それから道の駅石鳥谷へ向かいました。

   20:00着 静かで便利ないい施設した。     
本日の走行距離 251q
 
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