みちのく 独り くるま旅

 
サイクリング計画路をくるま旅に変更、 のんびりと3,130qの気まま独り旅

         2014年(平成26年)4月25日(金)〜5月5日(月)


4月30日(水) 6時頃 起床  ゆっくり出発



ホテルの朝食が食べられるのでのんびりと起床。7時から食事ができる。

バイキングで食べ放題とはいうものの、それほどは食べられない。今回は1909号室でした 
 



 
 今日は津軽半島を時計方向に回って、「道の駅たいらだて」で車中泊の予定。津軽鉄道の駅に立ち寄りながら龍飛へ行き、前回のサイクリングでは走らなかった松前街道も走ってみたい。龍飛へ行くまでには道の駅十三湖高原にも立ち寄って、シジミ汁も食べたいなんて考えている。本当はベンセ湿原も行ってみたいが、今は花の時期では無いのでパス。
津軽中里駅には津軽弁でお礼を言ってくれる自販機があるらしい。それに明日は蟹田から脇野沢までフェリーを利用するので、8:35 予約を完了。独りで走っていると、ドライバー・助手・ガイド・独り旅の観光客・カメラマンなどなど兼ねているので忙しい。その上、土産物の心配までしないといけないし。大変です。そうそう、今日は手持ち現金をチェックしてATMで引き出す必要もある。まあ色々と多忙ですが、本日の走行キロ数予定は短いのでゆっくりと進みます。斜陽館も2回訪れているのでスルー。 芦の公園駅は9時頃ということもあってか比較的人は少なかった。
しかし、しっかりと臨時駐車料金を取られました。
 




津鉄:芦野公園駅



写真の右手には、観光客目当ての屋台が準備をしていました。観光バスで大勢の人が来るようです。

ジーゼル機関車に引かれたメロス号が停車していたら良い絵になったのですがねえ

 
津軽中里駅 ↓ には走れメロス号が停まっていました。  構内待合にはあの有名な自販機が確かにありました。 
走れメロス号、津鉄中里駅津軽弁自販機







 
 構内には結構広い催しコーナーがあり、婦人部の人達が食堂の準備中でした。話を聞くと昭和30年頃までは牛車が荷物を運ぶために沢山集まって来ていたそうです。私にとっても懐かしい微かな記憶の時代です。しばらく話をして津鉄の終着駅を後にしました。
以前のサイクリングではもっと手前から屏風山保安林を抜けて十三湖へ出たのですが、今回はこのまま道の駅十三湖高原へ向かいます。駅の展望塔に上がると十三湖が望めました。環境は静かで車中泊も快適そうです。停まっているクルマのナンバーを見ると、皆さん結構遠いところから来ておられます。
 
十三湖

道の駅

展望塔から



 
 土産コーナーを見ていると、可愛らしいお手玉があります。一組3個 280円 と手頃なので二組買いました。今手許のレシートを見ると 「野菜」 と表示。??ですが、そういえば近くの人が出品する野菜コーナーにありました。このとき、見ていると老婦人が話しかけてきましたが、これを作ったご本人とのこと。若い頃保母さん (保育士より保母さんが馴染みです) をしていて、子どもが好きだから作って出しているとのこと。口には出しませんでしたが、どうりで安いと感じたのも無理からぬことのようです。
小泊へ向かいます。特に小泊の集落↓へ行くつもりは無かったのですが、気づかない間にR339をそれて入っていきました。 
小泊小泊







 
 静かな漁村、いや小さな漁師集落です。何だかよく分からない道をくねくねと上っていくと、眼下に公園のようなものが見えます。道の駅こどまりの売店で写真を見せながら質問すると、徐福伝説にまつわる公園らしい。来るときは気づかなかったようです。
   こんな所にまで伝説が残っているとは流石ですね。
  見覚えのある懐かしい「竜泊ライン」の標識のあるところに出た。
徐福伝説公園道の駅こどまり






 
 道の駅とはいっても、さほどクルマが通るわけでも無いので閑散としていた。 さあ!あの懐かしい竜泊ライン、キツイ坂に向かいます。自転車でもう一度走りたいなあとの思いが湧いてきます。動画を撮影しておこうとセット。クルマで上がると何だか呆気ない感じです。それにどれほどの坂になっても、カメラのレンズは同じ角度で上方へ向きますから映像では平坦地と似たようなものでした。その上今日はあの 「龍飛らしい風」 も吹いていません。自転車で来たときは左膝を痛めて上がることのできなかった展望台へ上がりました.。下の写真左奥の半島が小泊 (権現崎) と思います。僅かな道のりでこれだけ上がりますからご想像願います 
竜泊ライン、眺望台





 
 他の旅行者と会話をしながら景色を楽しみました。龍飛崎へ向かいます。風の吹かない龍飛は少し物足りません。旅人としては吹き荒れて欲しかったですね。階段国道 (339号線の一部) を上まで登りました。途中に太宰治の「津軽」を思い出させるような場所と建物を見ました。昔は大変だったんでしょうね。 
龍飛崎


 階段国道と帯島

 
龍飛崎


 階段国道下の人家密集地
 
 港へ降りて、奥の小さな食堂へ入りました。もう14:30を回っています。土産物屋だか食堂だか分からないような、一瞬古くからの知り合いの家に来たような錯覚を感じます。お婆さんと猫と30半ば過ぎくらいの女性が居ました。海鮮丼を待つ間、「お婆さん、この猫はお歳ですね」 と言うと、何故分かるのかと訛りを含んで聞き返されました。話を聞いていると、よく捨て猫がしてあって、お婆さんなら世話をしてくれるだろうからとついつい押しつけられると言う。 でもねえお婆さん、人はよく犬畜生なんて言うけれど、そんなことはないですよ。可愛がってかわいがって飼っていた動物は、死ぬ前にちゃんと人間にお別れの挨拶をしていきますよ。と、かつて経験した事を話していると、お婆さんもあの時のあれがそうかなと同調。
人は皆心の何処かに影や重しを持っているものです。でもなんでこんなことを話したのか自分でも分からない。
 
龍飛崎



 龍飛崎の帯島

 
 店を出ると、義経寺三厩を見学しながら道の駅たいらだてへ向かいます。今日は空がくすんでいて景色が今一つよくありません。高野崎は以前に見ているし、寄らないで走ります。松前街道はその風情が残っていることを知りませんでしたので、今日は松並木を走る予定です。短い並木保存ですが雰囲気は残っています。今夜の車中泊は決まりましたが閑散としています。余り静かすぎるのもどうでしょう。それに食事は15q近く走って蟹田まで行かないとできません。風呂もそういうことになります。でも、急ぐ旅で無いのでまあ良いでしょう。 
松前街道


 松前街道

 
道の駅たいらだて



 道の駅たいらだて

 
平舘灯台

蟹田のコンビニでパン類を仕入れて新聞を購入。
その後道の駅近くまで引き返してきて 「湯の沢温泉ちゃぽらっと」 で入浴。
以前サイクリングで通りかかった時は、ここは休館でした。それにもっと古びた施設でしたが、民間の会社が買い取ってリニューアルされています。
以前のサイクリング時はすぐ近くの平舘不老不死温泉に入れてもらいました。因みに 「ちゃぽらっと」 というのはこの辺りの方言で 「ちょっとぷらっと…ひと風呂」 という意味合いだそうです。
この日の車中泊利用者は合計3台。
写真からは分かりませんがかなり広い駐車場です。
エンジンを掛けてテレビを見、新聞を読んでから寝ました。




       本日の走行距離 152q 
 
    明日5/1(水)へ続く、        前のページへ            次のページへ


    VolV.トップ頁      Vol.U トップ頁   Vol.T トップ頁