青森県五所川原市 から 新潟県新潟市 まで
                
お花見気分サイクリング 

    2012年(平成24年)4月28日(土)〜5月5日(土)          63歳 (もうすぐ64歳)


第7日目  5月4日(金、みどりの日)  新潟県 新潟市

 朝からホテル前のバスターミナルへ向かい、観光循環バス 「ドカベン号」 に1日乗車券を持って乗車。 隣に座った小三くらいの男の子が、パパから渡された10円硬貨で乗車券の年・月・日の所を削り取ろうとしている。なかなかうまく行かない。

  「横に動かしても削れないよ」
  「違う、縦に動かさないと削れないだろう」 とか細かく指示を受けている。

どうもうまく行かないようだ。降りようとして運転手に自分の切符を見せると 「あ、日付けの所もみんなこういう風に削って戴かないとダメなんです」 と言いながら削ってもらいました。先程の子供とあまり変わらないなと思いながら本町で降りて市場へ見学に行く。もっと大きな市民の市場かと想像していたが、比較的こじんまりした通りだった。山菜を売っているお兄さんに金額を尋ねたり、魚市場に入ってお嬢さんが慣れない三枚おろしに悪戦苦闘しているのを質問しながら眺めたり、笹餅を売っている婆さんと話したりしながら次のバスまで時間を潰した。
歩くと言っても土地勘が無い上その距離も判断できないのでついバスに頼ってしまう。バス停の近くということで次は 「北方文化博物館新潟分館」 へ向かった。
見学者は私以外はいなかったが、會津八一という歌人・書家・美術史家という肩書きを持つ人の旧居だった。受付のあまり若くないお嬢さんが立ち上がって、あれこれと説明をしてくれてそのまま案内を続けてくれそうな雰囲気だったのに、後から来た見学者に邪魔をされてしまった。残念。
何か珍しい食べ物があるかと思い 「ピアBandai」 へ向かう。格別変わった食材は無かったが、茶色い色をした玉藻塩を土産に購入した。循環バスの犬夜叉号で駅へ戻り、場違いなお洒落な店へ若い人達の目を集めながら入店し夕食を済ませてから、これまたお洒落なパン屋さんで甘そうな菓子パンを一つ夜のおやつに買って戻りました。
      明日はいよいよ帰途に就く。
 
 第8日目  5月5日(土、こどもの日)  新潟市散策と帰途輪行
 列車は13:02発、富山行きなので午前中は近くを散策することにした。先ず萬代橋へ行く。この初代橋は長さが782b幅7.3bで明治19年に架けられたそうです。現代の橋は三代目で国の重要文化財に指定されているとのこと。石造りの6連アーチが印象的な立派な橋です。 
新潟市、万代橋


 萬代橋

 
脇へ目をやると河川敷 (やすらぎ堤) で何か催しをしていた。小型のモーターボートが盛んに行き来していて、テントには 「無料」 と書いてある。それなら是非信濃川遊覧をしたいと思って、予約の為に並んでみたが列車に間に合う時間帯はもう既に満席だった。 





 
王文志という台湾人アーティストの浴火鳳凰という大きな竹の作品に入ったり、萬代橋の写真を撮ったり、万代シティーレインボウタワー (本日休業) 横の催しでメイド喫茶のお嬢さん (近くにいたお兄さんに聞いた話) の歌う姿を見たり、乗りに乗っている表現の難しいお兄さん方の顔を見たりしながらホテルへ戻った。 





 台湾人アーティストの作品








 
ホテルの前で 「鎌で刈ってきたような蕗の薹」 を売っているのを眺めながら、預けていた輪行袋を担いで駅へ向かった。以前走った時に見た風景を眺めながら富山で乗り換えて帰途に就いた。
 三条燕の前後辺りに稲架木が続く景色があった。お便りを戴いている方にその風景写真をお持ちでないかとお願いしたところ、気持ちよくご提供いただいたのが下に掲載させていただいた写真です。
 




 夏井地区 

 弥彦山をバックにはざ木のある風景

 写真ご提供は 
 福島県 相馬市  Keiko Kondo 様


 
今年の遠足は終わりました。思いがけず中身の濃い旅でした。来年はお休みにして東北海岸沿い、鎮魂の旅をしたいと思っています。そのうえで、自分の気持ちが納得できればそこを自転車で旅したいと考えています。
うっかり書くのを忘れていました。JR京都駅に着いて連絡用通路を歩いている時、今日は京都で何かあったのかと思うような人混みです。息が詰まるような思いをしながら人を避けて歩いていて気づいたのは、「あっ、京都はいつも大体こんな感じだった」 ということです。      又、いつもの日常が始まります。

 
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